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1、体勢。

自分の外の世界からの何らかの衝撃やストレスがあると、自分の身体内部で生理的変化がひき起こされる。それは自分でも自覚される体内感覚として感じられることもあるし、あるいは、自覚されることのない自律神経の障害やその不具合として現れる場合もある。

驚きや「おののき」といった自分でも未知の衝撃に対しては、たいていの場合、それに対抗するための備えとして、爆発的で瞬間的な即応体勢を整える必要から、心拍が上昇し、血流が増大し速くなる共に、血管が収縮し必要な部分へ血液を集中させ充満するようになる。

目は充血し、顔面は紅潮し、こめかみに青筋がクッキリと浮かび上がっている。眼の中の光が鋭くなって、距離を測り、相手の隙(すき)をうかがい、争闘に備えている。手足の筋肉が緊張し不測の事態に反撃または逃走できるように、反射的に無意識の内に動いていて、いつの間にかそうした体勢を取っている。



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