| index＜ 日誌 ＜ k思い込み ＜ 20-71「主観① 錯覚」 |
| 主観的とは、思いのまま、気まぐれ、思い込み、自分の都合だけ、そしてそれ以外は何も見えないのである。自分の外の世界を無視しているか、見えないでいるのである。 あるいは、自分以外の世界を見る必要がない世界を生きているのである。だから、このような世界ではどうしても偏見になりがちで、自分勝手で視野が狭く、閉じこもったままの世界である。 しかし、それは仕方のないことである。ただし、そうした自分を意識しているかどうかによって著しく事情が違ってくる。そうした自分を意識しているというのは、外から自分を見ているのであって、その意味では、客観的であると言える。 こうした自分を意識することがなく、外から自分を見ることがない世界、もしくはその必要がない世界、このような世界は主観的であると同時に、感情的で情緒的であって、気まぐれや思いつきだけが支配する。 なぜなら客観的な判断の基準が存在しないからである。自分を外から見る場面がないからである。従ってまた、自分で自分を知ることも、それに気づくこともなく、またそうした場面も必要もない世界を生きているのである。 |
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