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言い換えると、このような歴史的・空間的条件といったものが、「出来事」の生成のための背景となっているのである。それによって、あらかじめ定められ、方向づけられているということである。 そのようにしか成れないという意味でそうなのである。そして、このように制約され、条件づけられていて、そしてそこから規定されてきたのが、人間にとっての現実の世界なのである。 つまり、現実とは、限界と境界線を持った世界であり、そしてそうした意味で主観的なのである。そしてまただからこそ、それが現実であると言えるのである。 それは個別的で具体的、特殊的なのであって、そしてそこにしかない、二つと同じもののない世界なのである。どこまで行っても果てしなく、限りのない、未知の世界なのである。 |
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