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だからまた、人間同士の関係というのが、どちらか一方の側からの一方向的なものになっている。すなわち支配する者と、支配される者との関係である。 それ以外の関係というのが成り立たないのである。成り立ちようがないのである。成り立たないように出来ているのである。そのように事前に設定されていて、それ以外の者に成れないように出来ているのである。 従って、自分が自分に気づくことのない世界なのである。むしろ、そうした自分に気づいてはならない世界なのである。それに気づくというは、今の自分の存在に疑いを抱くことにつながるからである。 従って、自己の自律性が求められることもなく、求めてもならず、また、それが許されることもない世界なのである。そして、その上で自分たちの日常という世界が成り立っているのである。そしてこれがシステムなのである。 |
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