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6、感情。


しかし、自分の中に自意識がないと言っても、それはどうしても必要なものなのであって、しかしまた、自分に自意識が無い以上、そしてそれが他人に求められる以上、それが形式的で表面的なものにならざるを得ず、そしてこれが集団の中での上下の関係の中に求められているのである。

従ってまた、それはどこまで行っても、内実の伴わない、自意識の実体を欠いた、上辺だけの形式的なものにならざるを得ないのである。

従ってまた、笑い・嘆き・喜ぶといった感情生活においても、感情そのものが自己の内部から発せられることがなく、カテゴリー化され、だれもが共通の型式化された、上辺だけの形式となる。内的で自律的なオリジナルと個性が欠落したものになっている。


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