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1、共有意識。

例えば、何か嫌なことがあったときに(もちろん好きなことでも構わないが)、 そうしたときに、これと関係のないことまでも、ただそれが近くにいるというだけで、それと同じような善悪の印象を持ってしまう。これは、偶然の錯覚である。

例えば、テレビコマーシャルではたいてい美女が出てくるのがそうである。美女またはイケメン→善い事だ→この商品は善い商品だ、というように関連づけて考えてしまうのがそうである。

自分もそうなのだと思えてくるし、そう思わなければならないものと信じているのである。こうした「信じる」といったことが、この社会にとっての暗黙の共通理解となっているのである。だれもがそうなのだから、そうであるはずだし、自分もそうでなければならない、と思い込んでいるのである。


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