index< 日誌 < av表情 < 20-78@「顔表面」


5、緊張。



極度の緊張と意志の集中が、顔表面の筋肉を緊張させ、一点に向けて集中することによって、血流もまたそれにつられて緊張する。予想される筋肉の一点に向けて集中して滞留させることによって、一気にそれを放出させようとしているのである。

感情や意志といったものを瞬間的に、一気に爆発させようとしているのである。筋肉も神経も血圧も、そしてまた身体内部の生理といったものまでが一体となって、自分を表現しようとしているのである。そうした感情を身体のカタチで表そうとしているのである。

従って、もっとも表皮が薄く、かつもっとも神経が集中し、血液が滞留しやすいところにそれが現れる。すなわち、顔表面の感覚器官のたいていの筋肉と神経が交差し集中する、眼球にそれが現れる。目と、その動きと向き、そして目の中の光の色が、それを映し出している。


戻る。                         続く。

index< 日誌 < av表情 < 20-78@「顔表面」