index< 日誌 < av表情 < 20-78@「顔表面」 |
身体上でもっとも無防備で、表皮が薄く、身体内部の血流の動きが見えてきそうなところ、すなわち、眼球のまわりでそれが如実に表れる。また、目の動きと方向によって、これから何をしようとしていて、何を望み求め、意識し、考えているのかというのが、もっともよく外に現われてくる。 自分に対しても、相手に対しても、それがもっともよく現れているのである。そしてまた、そうした自分が自分に気づき、自分で自分を感じているのである。自分で自分に思い知らされるのである。 自分に気づく自分と、それに気づかされている自分とに、自分が分裂している。嫌でも、そうした自分が意識されるのである。避けることも逃げることも出来ない、絶対的な強制力として自分を縛り付けてくるのである。自分の生き方や感じ方、そして存在そのものを支配しているのである。 |
index< 日誌 < av表情 < 20-78@「顔表面」