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以上は、自分の外の対象に対して、神経と感覚が集中している場合であるが、そうしたことは、自分自身の身体内部に対しても向けられている。目や耳のようなハッキリそれと分かる感覚ではないが、自分自身の身体内部の異変として、そして呼吸や血流といった生理の感覚として、それが自分の情緒の感じ方として伝わって来る。そしてまた、そうしたことが顔の表情や仕草にも現れてくる。 不意の急な衝撃があった場合、とっさの反射的な動きを確保するために、身体の全身に酸素と栄養分を供給する必要があって、呼吸と血流の動きが一気に早くなり、心拍数は急激に高まる。そして息を止め、そしてそれを瞬間的に爆発させるタイミングを伺っている。 そして、驚きのあまり、あるいは急激な緊張の瞬間に一瞬息を止める場合があるが、そうした場合には、血流が頭部に圧迫され瞬間的に圧縮充満し、特に目の中の白目部分に、顕著にそれが現れる。つまり「血走る」のである。ただし、始めから完全にあきらめきっている場合には、むしろ反対に、血の気が引いて行く。 |
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