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6、予測。


また、そうした自己の根源的な同一性に基づいて、自己の現在と未来を予測しているのである。自分の前に敷かれた、与えられたレールの行き着く先を予測しているのである。

そして、それが科学以前のところで、根拠や理由が曖昧なままで、ただ直感だけに基づいて判断されているのである。そうした自分自身に対する感覚と、身体内部に対する直感だけで、それが予測し得るというのは、実にもっともで当然のことではないだろうか。

それは、自分自身の感覚に対する感覚なのであって、そうやって自己の同一性というものを、直接自分のなかで見ているのである。だからまた、何よりも確かなのである。


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