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神経は体性神経と自律神経に区別される。そして「体性神経」は、身体の外からの刺激の受信と、身体内部の骨格筋の動きに区別される。さらに「自律神経」は、自らの意志とは無関係に働く神経である。 この自律神経とは、自分の意思や意識とは無関係に、自分のなかに元からある、生まれながらにして与えられている神経自体の、神経そのもの。神経そのものの「意志」と指向性によって定められ、規制されている。自律神経自体がそれだけで完結し自己目的化しているのである。 眠っていても、身体は生きて鼓動し呼吸して活動しているのは、このためである。呼吸や消化、排泄、心臓の鼓動などがそうである。それらは自己の意思とは直接の関係がなく、自分の意思とはほとんど無関係に常時働いている。まるでそれ自体に意思があるかのようにである。また、夢を見るのもそうである。 自律神経が自分の意志を求めていて、そしてそれを夢の中で思考し、イメージ化しているのである。 |
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