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これは自分自身の身体であって、自分自身の事であるにもかかわらず、自分以外のだれか他者によって動かされている。この他者とは、つまり、遺伝によって受け継がれ、もたらされた自分自身の肉体なのである。自分の肉体とは、これ以外に無いのである。これが自分の現実であり、存在なのである。 そして、ここから自己の同一性といったものが、歴史的に保存され連続してきたのである。そして、それがまた、自己のライフスタイルや生き方、感じ方、さらに文化や歴史の傾向といったものに、そのまま現れているのである。 このような肉体といったものが、自己の現実といったものを制約し、規制し、方向づけているのである。そして、このような制約された自己、このような自己と他者との境界線が「自分自身」として意識され、感じられているのである。 |
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