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index(索引)concept(概念)業務日誌2006年7月18日3   市

  
 自分という概念、B  空気。


学校教育、企業組織、社会システムなども
そうした秩序を前提に成り立っており、
そうしたモラルとルールの下に運営されている。
ということは、このルールさえ守っていれば、
何をやってもよい、許されるものと勘違いしている。
なぜなら、そもそも自分の考え、
自分の意思というのが無いのだから。責任も感じない。

すべてに優先するのは周りの「空気」であって、
所属する集団のその場その時の雰囲気である。
従って、集団として「群れる」ということが不可欠で、
また、排除される「仲間はずれ」を何よりも恐れる。

日本語でいう「自分」という言葉は、
必ずしも、自分自身という個人を指す言葉ではなくて、
自分と相手とを含めた広い意味での共同体を意味したもので、
そのモラルとルールへの、絶対的服従と
共通の信仰を前提としたもののように思える。
そうだとすると、存在するのは「自分たちだけ」となる。
個人としての自己も、
他人としての相手も存在しない不思議な世界だ。



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