――イメージをカタチに(・Image)―― 学校教育、企業組織、社会システムなども そうした秩序を前提に成り立っており、 そうしたモラルとルールの下に運営されている。 ということは、このルールさえ守っていれば、 何をやってもよい、許されるものと勘違いしている。 なぜなら、そもそも自分の考え、 自分の意思というのが無いのだから。責任も感じない。 すべてに優先するのは周りの「空気」であって、 所属する集団のその場その時の雰囲気である。 従って、集団として「群れる」ということが不可欠で、 また、排除される「仲間はずれ」を何よりも恐れる。 日本語でいう「自分」という言葉は、 必ずしも、自分自身という個人を指す言葉ではなくて、 自分と相手とを含めた広い意味での共同体を意味したもので、 そのモラルとルールへの、絶対的服従と 共通の信仰を前提としたもののように思える。 そうだとすると、存在するのは「自分たちだけ」となる。 個人としての自己も、 他人としての相手も存在しない不思議な世界だ。 戻る。 お終い。 index(索引)<concept(概念)<業務日誌< 市 ・Image |