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index(索引)concept(概念)業務日誌2009-0413-a  市



山の風景、@ 「霧」。


公園からみる、三田盆地の山並みの風情は、
せからしい現実を忘れさせる。


山の朝は、霧が立ち込めていて、
おおよそ、霞(カスミ)がかった暗い紺色。
それが日が昇るにつれて刻々変化する。

まず霧が晴れてきて、
薄暗がりの森が明けてきて、
樹木が暗い紺色から、徐々に緑色に映えてくる。

薄暗がりの山々が豊富な日光によって、
鮮やかに浮かび上がるとともに、
朝方の気温の上昇で、空気中の湿度が下がって、
霧が晴れ、よりくっきりと山が見えてくる。

これには、
山と、見る者と、太陽の位置関係が大きく影響する。
太陽にしても時間帯によって、
その角度と光線の強弱が異なる。
また、それを受取る山の植物の対応の仕方も異なる。
さらに、湿度と気温、空の雲。そして季節も関係する。
そして、見る人の気分によっても異なる。
気分は人にとって、ものの見方を変えてしまう。

〜山の風景、A 「順光」へ。


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