――イメージをカタチに(・Image)――
このような、カラッポの世界。 得体の知れない正体不明の未知の領域。 いつもモヤモヤしていて、 理由もないのに煩(わず)わしく まるで世界中を濃い霧が覆ったように先がみえず、 底なしの井戸を覗いてしまった時のように、 薄気味悪く、虚ろな世界。 まさに、それが「うつる」もとになった、 「何か」ではないだろうか? だから、知る必要も、見る必要もなかったのである。 人は、 それが、何かのキッカケで映し出す、様々な世界を、 移ろいながら漂って、見ているのである。 だから、それが何であるかは、 どうでもよいことなのだ。
市 ・Image。 |