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index(索引)<concept(概念)<日誌<2010-0822-1 市
真夏の夜の妄想
@ 微妙な境界。
境界が曖昧(あいまい)だ。
自己と他者との境界が、限りなく薄れてゆく。
はたして、自分とは何だったのだろう。
もとより、自分というのがわからないから、
自分が、誰にだってなれるような気がして来る。
そして結局、誰にもなれない。
原型としての、自分というのがないのだから。
そうした、空想の世界を生きている。
迷信のようなものだ。
しかし、これこそが本当の現実の姿なのだ。
そしてまた、この現実世界を離れては生きて行けない。
この「現実」というのが、
すでに終わった過去のものであるということは、
感覚的にもよくわかる、実感できるものだ。
しかし、
その次に来る、新しい現実というのが、見えて来ない。
意識は現実から離れて、異質の世界をさまよっている。
戻る。 続く。
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