――イメージをカタチに(・Image)――
index(索引)<concept(概念)<日誌<2010-0822-5 市
<真夏の夜の妄想>
D イミテーションワールド。
20世紀は、日本の生活環境を変えた。
住民の多数は、
コンクリートと製品に囲まれた、
整形され合成された囲いの中で暮らしている。
だから、
自然というのを直に感じることが出来なくなってしまった。
使わない感覚は消失する。
そして、それを思い出す必要もなくなった。
これは、人為的に意図して創造した世界である。
街や道路も、服も食べ物も、
身のまわりのたいていのものがそうである。
そして、思考のパターンも。
それがごく普通の当たり前の状態である。
これを「現実」といい、だれも不思議に思わない。
そして、この現実とは、創られた世界なのである。
「現実」とは、このことなのである。
現実とは、この仕組まれた世界を意味している。
戻る。 終り。
index(索引)<concept(概念)<日誌
市 ・Image。
|