――イメージをカタチに(・Image)――
index(索引)concept(概念)日誌2010-0822-4   市



<真夏の夜の妄想>
C 未知からの誘惑。


境界の向こう側。
それは、
得体の知れない、未知の者が棲む領域。
あるいは、
神々(または悪霊)が宿る世界。
人である以上、
未知の領域は、心の中にもあるかも知れない。
(それに、神様だって、
背後からのぞいて見ると悪霊そのものではないか。)
だからこそ、「迷信」が必要だったのだ。
私たちが住む、この生きた現実の世界こそが、
実は、魔物が支配する世界だったのである
偽善と迷信が精神を蝕んでいる。

村はずれの、そのまたずっと奥から聞こえてくる、
荒野の叫び声。
野性からの招待。
未だ知られざる、未知の世界からのはてしなき誘惑。
限りない衝動。
現実を逸脱した、破戒と創造の現場。
それらが、自然をして何かを迫る印象を持って、
僕の目に映る。

戻る。            続く

index(索引)concept(概念)日誌 

  市 ・Image。