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index(索引)concept(概念)日誌2010-0822-3   市



真夏の夜の妄想、
B井戸の中。


山の中で、人は暮らさない。
孤立するからである。
自分が誰かわからなくなるからである。

だから、
山奥で見知らぬもの同士が遭遇すると、
必ず挨拶をする。
何が起こるかわからないからである。
誰も見ていないし、誰も知らない。
何をやってもバレない。
相手(又は自分)はその時だけ、人間であることを、
止めてしまうかも知れないのである、
だから、
その前に、お互い人の子であるということを、
「挨拶」で確かめておく必要がある。

だからまた、
山奥の、そのまたずっと奥のハズれであろうと、
谷底であろうと、
人は集落を作って群れて生きてきた。
これは、
未知の人知の及ばない世界に対する境界である。
この目に見えない境界の中で、
人は生きている。

戻る。            続く

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