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index(索引)concept(概念)日誌2010-0830-1  市



意識の宿命、  @迫(せま)る自然。


だいたいから、
「自然が人に迫る」などと、考え過ぎではないか?

確かに、自然に意思など無く、
自然から人に迫ることはない。
だがしかし、この「自然」とはいったい何なのだ?
自然とは、人が創りだしたものなのだ。

見るもの聞くもの触れるもの。
人間が感じる感覚のすべて。
人間が生きている現実のすべて。
のみならず、
暮らしの営み方、世の中のルールやマナー。
人の思考パターンにいたるまで、すべてである。
むしろ、こうした人間のありかたに注目しなければならない。

すべては連綿と引き継がれてきた、
祖先からの文化の遺産の上に成り立っているのである。
そして、それを意識するしないに係わらず、
人は、その存立の前提たる、この自然条件に翻弄されながら、
問われて続けているのである。

                               続く


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