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index(索引)<concept(概念)<日誌<2010-0830-2 市
意識の宿命、 A 文化。
そして、この文化とは、
日本列島という自然環境の中で生成され形づくられて来たのである。
「人が生きている」ということ自体が、
すでに人と自然との係わりを意味している。
個人とは、
そうした、連綿と続く文化と歴史の中の、
連続した出来事の中の、一瞬のコマの一つに過ぎない。
だから、
ある時代の、ある場所で、ある個人がこの世に生まれ出た瞬間、
この個人は、すでにその時代の文化に、
条件づけられ、制約され、方向付けられている。
この文化を離れたところに人は存在しない。
これは、どうにもならない宿命である。
生まれ出た瞬間から、
時代の文化を生きているのである。
一つは、周りの自然環境から暮らしの糧を得るための、
生産と消費のシステムとして。
もう一つは、こうした外的システムを維持するための、
人倫的思考と感情の内的システムとして。
戻る。 続く。
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