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index(索引)<concept(概念)<日誌<2011-0623-1 市
(ルノワール)「眠る裸婦.」 @ もの足りないヌード。
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なんと、気持ち良さそう。 しかし、女がこんな格好で眠るものなのだろうか。 ホントは、薄目を開けて、誘ってるのでは…。 あー、そのほうがイイわ、夢があって。 でも、なぜかもの足りない。 出来すぎていて、不自然なのである。 生(ナマ)っぽさがない。 欠点がないのが、欠点なのである。 だから、リアリティに欠ける。 なぜか、何から何までわざとらしいのである。 人間の頭だけで作り出した空想の世界のように。 生身の肉体の、実在感に欠ける。 思春期の頃に感じた、 わけのわからない衝激も、 衝動的欲情も、興奮も感動も、 何も感じない。感じないのである。 いったい、どういう訳で、 こんな裸体を描いたのだろう? まったく理解に苦しむのであります。 そしてまた、 この絵が気になって仕方がない、 そうした、自分自身が分からなくなるのであります。 いったい、なぜ? 続く。 |