――イメージをカタチに(・Image)――
index(索引)<concept(概念)<ルネサンスへ<2011-1226-2 市
理性でも理屈でもなく、 きわめて感覚的なのである。 合理性よりも、本能的な直感が優先する。 このような感覚というのは、 きわめて和風(日本)的ではないだろうか。 周りに対して、個人というのが、 理没しているのでもなければ、 自己主張しているのでもない。 何か、自分と他人とを越えたところにある、 共通の空気の中で、話をしているのである。 まるで「独り言」のように。 ときには、自他の区別が消失していることさえある。 それは何かといえば、 郷土の歴史とか地理とか気候とか、 総じて自然というものである。 目に見える自然だけでなく、 気持ちのあり方としても、 それがもっとも自然であり普通の状態なのである。 あるいは、 連綿と引き継がれて来た、 祖先の魂といったものが、それである。 |