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2013 冬の妄想。
1、 光へ。



これは、神々の世界だ。
白くぼやけてあふれ出た、
光の中から人影が映し出される。
人影というものが、
光の中へと吸い込まれてゆく。

ここは、現実と空想の世界の境界線上にある、
空間の裂け目なのである。
だから、いつもおぼろげにかすんで見えて、
カゲロウのように、
ゆらゆらと、ゆらめいているのである。
そうした光の中は、
未知の異次元の世界への出入り口なのである。

まばゆい光の中で、人の影というのが、
そのシルエットだけが浮かんできて、
その中の、色とか模様がうすぼんやりと消えて、
見えなくなっている。
がしかし、それでちょうどよいのである。
それが、どこのだれなのかというのは、
どうでもよいことなのだ。
それは始めから、意味のないことだったのだ。


↓ 反射した太陽の光が、床をまばゆく照らし出している。



 戻る。
                続く。



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