ルネサンスへ2014-1204 歴史、 (  市)


歴史、

C 役者。


自分は自分に対して役者でしかないのである。
自分は、この世の誰にだってなれるが、
自分自身にたいしてだけは、なれないのである
自分が誰かわからないというのは、このことなのでる。
自分というのが、どこかで切断されていて、
自分が見えなくなって、自分が誰かわからなくなっているのである。だから自分が誰にだってなれるのである。
心底そうなのである。そして、それは同時にまた、
自分は自分であることができず、見つけられず、
そうであったためしがないのである。自分が確かめられず、
自分が誰かというのが、わかることがないのである。
ずっと、そうなのである。

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