ルネサンスへ<2014-1204 歴史、 ( 市)
システムとは、 秩序であり、仕組みであり、序列なのである。 そしてその原理の必然性のことである。 だから、そこで生きてゆくためには、 自分自身が変化してゆかなければならない。 そして、ここで深刻な問いかけがなされる。 「自分はだれなのか?」という。 だれでもない、自分は自分でしかない。 ただ、深刻なのは、自分がこのシステムからすると、 異なる、孤立した異質な存在だということである。 変化する者とは、このことなのである。 まことに不可解で理解不能、不思議で、 わけのわからない、正体不明の存在なのである。 だれにも理解されず、そうやってのみ、 集団の中で生きていられるのである。 まったく、踏んだり蹴ったりの世界なのである。 戻る。 続く。 |