ルネサンスへ<2014-1227 夢の中。 (  市)



B 解放された肉体。


意識が、肉体という物体から離れて、
それだけで、独立した存在となっている。
意識は、時間的・空間的拘束から解放された、
それだけで自立した存在となってしまった。
このような意識は、私のものではない。
それはもはや、
わたしという肉体から離れた存在なのである。

だから、それは夢の世界である。
相手のいない、一人ぼっちの、自分だけの、
自分しかいない、夢の世界である。
たとえ、夢の中に、だれか他人が入ってきて、
その外見がどう変わろうとも、その本質は、
私自身でしかないのである。
つまり私は、夢という幻想の、
一人ぼっちの世界をさ迷っているにすぎないのである。

すべてが、 自分のおもいのままであるように見えながら、
それが現実ではない、というのが夢の世界である。
それは一人ぼっちの、自分だけの世界。
精神が現実の、あらゆる制約から解放された世界である。

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