(  市)ルネサンスへ<2015-0626-a 夢の中の背景色。



1:まぶしさ。


昼。屋外では、よく眠れない。
眩(マブ)しくて寝て居られないのである。
目の中の、白いまぶしさに目がたえられないのである。
だから、何か夢を見ていても、そこで夢は終わり、
目がさめることになる。

イヤ、むしろ、夢など見ない。
夢を見るどころではないのである。
夢を見る以前に、まぶしくて苦しくて、目がさめてしまう。
だから普通、夢を見る時の、夢の背景の色は、
白ではなくて「灰色」、それも濃い灰色である。

夢の中の背景の色は、白でもなく、
かといって黒でもなく、暗い灰色なのである。
シロ色では、マブしくて目がさめてしまうし、
黒色では、真っ暗で目が何も感じないし、
背景になれないからである。

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