( 市)ルネサンスへ<2015-0925 人権、
1:他力本願。
「私は、他人様によって活かされている」。この、日本の格言は、どのように公平に考えても間違っている。 自分で自分を放棄している。自分から進んで自分を奴隷におとしめている。これは最も重大で深刻な、自分自身に対する犯罪そのものである。自分で自分を殺して、そして同時に他人を主人に持ち上げている。支配と支配される者、主人と奴隷という上下関係を作り出して、それを正当化し、美化して、そして押し広げている。 これは加担しているのであって、加害者なのである。個人的な良心の問題ではないのである。そうやって人間を縛りつけ、身動きできなくしておいて、押し殺してゆくのである。ご主人様のために。 自分のすべてを犠牲にしてゆく。なによりも、自分自身のタマシイを辱め、そして、自分で自分を殺してゆく。のみならず、それを他人に強制する。東アジアの儒教思想がそうである。個人の概念が存在しない。だからまた、プライバシーも、人格も、人権も、本来の意味では存在しない。 |