感覚、１：根源。

それが何のために、どこから来たのか、などといったことは、
肉体の感覚にしてみれば、どうでもよいことなのである。
それの理由とか原因、あるいは根源などといったことは、
感覚そのものにとっては知ることもできないし、知る必要もない。
それは、もともと感覚とは関係のないことなのである。

そんなことは、すべてどうでもよいことで、いわば、何にでもなるし、
どうにもならないものなのである。それは、感覚そのものにとっては、
かかわりのない、預かり知らぬことなのである。
感覚そのものにとって大切なのは、そんな理屈やコトバなのではなく、
また、論理的なものの考え方などでもないのである。感覚自体は
もともと意識とか思考を持たないのである。

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