(  市)ルネサンスへ<2016-0325 目の中、



~1:噴出。


それがはたして何なのか、自分でもわからないのであるが、
自分が予感し暗示したものが、そのままカタチとなって現れてくる
のである。自分自身が無意識のうちに、それを求め、誘(イザナ)い、
そしてまた、どこかでそれを望(ノゾ)みもしているのである。
自分自身のうちにもともとあって眠っていた、
指向性みたいなものである。それがめざめようとするのである。

もちろん、なぜそうなるのか、自分でもわからない。
ただそれが否応(イヤオウ)なく自分を無視して、自分を貫いて、
自分の中から出てくるのである。理由とか訳(ワケ)などといったことは、
まったくどうでもよくて、必要が無いのである。ただただそれが、
抑えようのない衝動として、一気に噴出してくるのである。

自分でも、どうにもならないのである。
どこかで蓄積されてきて、たまりにたまっていった、
わけのわからないものが、
何かの弾(はず)みで一気にあふれ出てくるのである。

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