ルネサンスへ<2016-0617 続、ぼやける。



~16カベの向こう側。

自分がわからず、見つけられず、見ることもできない。
自分がどこにいて、だれで、なんのために生きているのか、
どういうわけでここにいるのか。
はたしてこれが生きていると言えるのかどうか、自分に意味とか
理由などといったものがあるのだろうか。私って「何」?
自分のいわれとか理由、それに、いったい自分に意味などあるの
だろうか?

などというのは、ほとんど無意味な問いである。
抽象的で、観念的で、ほとんど現実とのつながりが無いからである。
だから具体性もなく、ハッキリもせず、確かなことはいつまでたっても、
わからないのである。だからまた、その解決方法といったものも、
見いだし得ないのである。だから、出て行かなければならない。
現実へ。

もうろうとして、ぼんやりした深い霧の中から、その外へ出て行かなけ
ればならない。見えない自分のカベを破って、カベを超えて、向こうの
世界へ出て行かなければならない。そうする以外に自分を確かめる
方法がないのである。


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