ルネサンスへ<2016-0617 続、ぼやける。



~15 理由がない。

理由がない。因果関係を持たない。それらの行為のうちに、なんら
論理的なつながりもなく、理性もない。後から反省し、何かを教訓
にしょうともしない。自分たちの将来への糧とすることもない。そもそも
出来ない。論理的な思考のないところに、歴史の前後のつながりや、
必然性を見つけることなど不可能である。

理性のないところに、出来事や行為の理由や目的を見いだすこと
など、出来ないのである。あるのは気まぐれと衝動的な恣意、
その場限りの思いつきが永遠に繰り返されるだけである。すべての
出来事は、もうろうとして、ぼんやりした霧の中へ消えてゆくだけである。

そこにはなんの進歩も、前進も後退もなく、後世への記録として
残しておかなければならないことなど、何もない。自分たちが行って
きた、すべての出来事はどうでもよいことになってしまう。
~まさに、このような状態が、自己意識があいまいで、ぼんやりして
いて、ぼやけたままの状態なのである。


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