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心理学でいう「連合」とは、要するに「偶然の錯覚」のことである。 このような心的活動の要素には、表象、観念、概念などがあるが、しかし実際には、このような意識による連想に限らず、意識とは言えない感覚自体の、生理や神経の自律した作用も心的活動に含まれる。 このような無意識の反応が、反応や刺激の相互間でくり返されていて、交感したり、関連付けたり、結びつけるといったことが無意識の世界で行われている。これを心理学用語で「連合」と言っている。 むしろ一般的には連想といった方が分かりやすい。つまり、それは偶然の錯覚である。偶然であることいよって客観性が保証されていて、錯覚であることによって、自己と他者が厳密に区別されているのである。 |
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