index< 日誌 < c信じるもの < 21-06「錯覚2」


1、連合(=心理学用語)

心理学でいう「連合」とは、要するに「偶然の錯覚」のことである。

このような心的活動の要素には、表象、観念、概念などがあるが、しかし実際には、このような意識による連想に限らず、意識とは言えない感覚自体の、生理や神経の自律した作用も心的活動に含まれる。

このような無意識の反応が、反応や刺激の相互間でくり返されていて、交感したり、関連付けたり、結びつけるといったことが無意識の世界で行われている。これを心理学用語で「連合」と言っている。

むしろ一般的には連想といった方が分かりやすい。つまり、それは偶然の錯覚である。偶然であることいよって客観性が保証されていて、錯覚であることによって、自己と他者が厳密に区別されているのである。


履歴へ                      続く。


index< 日誌 < c信じるもの < 21-06「錯覚2」