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驚(おどろ)くと、目が見開かれ、アゴが下がり、クチが開かれる。何もしゃべらないのにクチが開くのは、そうやって瞬間的に生きを吐き出して、その場の瞬時のとっさの行動に備えているのである。このとき無意識に「あっ」と声が出ることもある。 その結果、当然のこととして、気管のノドの声帯を強く刺激し、いやおうなく声となって吐き出される。叫び、うめき、うなり声などの、無意識の動物的な音となって吐き出される。 声が出てしまうのは、人間の身体、特に喉(ノド)の仕組みがそうなっているからである。急激な呼吸の変動と緊張で息が詰まり、ノドの筋肉を圧迫し、そして大量の空気が一気に吐き出され、このとき一瞬、声が出る。 従ってまた、そうしたことが本人にも、そして相手にも分かるのである。そうしたことが意味する感情や情緒の変化といったものが、いやおうなく知られてくるのである。自分にも、相手にも、それとなく分かってしまうのである。 |
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