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このように「おどろく」というのは、一つは、怯(おび)えに似た表情と、もう一つは、闘争の直前のような集中し緊張した表情をもたらすことがある。言い換えれば、前者が怯えと戸惑いの表情であり、後者が、何かしらの困難に向けての決意とその意志表示の表情である。 そしてそうしたことが、東アジアでは集団の中の一人としての定形化された表情として、そしてもう一つが西洋的な個人主義的で内面的な表情として現れる、ということである。 しかしまた、そうしたことは、表情をもっともよく扱う映画や絵画などによく表現されている。近世の日本画は抽象的で印象的で象徴的なのである。それはちょうど現在日本のマンガの線画がそうであるようにである。またそれが、内面的でも写実的(リアル)でもない、という意味でもそうなのである。 |
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