index< 日誌 < av表情 < 21-12「眼をむく」 |
目が大きく見開かれ、目の中の白い部分が広がって行って、そしてそのなかで非常に細い血液の血管の線があちこち不規則に走っていて、眼全体が少し赤っぽく見える。 充血しているというか、赤いというよりも少し暗い激しい亀裂、つまり、血走った眼となっている。これは、もはや本人にはガマンの出来ない限界点の色であり、またそうした眼全体の表情を現わしている。 ガマンのできない限界点というのは、それまであれこれと悩んだ末の結果であり、そして、それがもはや、どこへも行き場を失くしているということであり、外へ、行動へ、実力行使へと出ざるを得ない状況にあるということである。 考えたり悩んだりするのがもはや終わったということを意味している。そして、もはやどこへも行き場がない。つまり、行動に出る以外にないのである。このままで居続けるということが、もはや自分には耐えられない状態にあることを意味している。 |
index< 日誌 < av表情 < 21-12「眼をむく」