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「目をむく」というのは、そうした限界点であって、考えたりその行動に出る直前の、ちょうど狭間の段階、思考から行動への瞬間的な表情なのである。 目をむくのは、何か予測不能な不意の出来事に遭遇し、驚き恐れ慄(おのの)いているのである。目の前の事態が呑み込めず、どうしたら良いのか分からず、一瞬戸惑い、ためらっているのである。だからまた、大きく目を見開いて、まわりの状況の把握に努めようとしているのである。 しかし、目を剥(む)くということ自体は、それ以外にも何かに悩んだ末にそれについて合点する、納得する、あるいはそれに気づく、または、それが何かというのが分かって、いきなり理解されて了解するといった場合にも、瞬間的に「目をむく」ということがある。 |
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