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5、営み。


しかしまた、それだけではない。このような空想している頭の中の脳の営みといったものも実は、これが現実の情緒の働きであって、頭の中の神経や血流といった生理作用の現実の営みの結果なのである。このような、脳内の現実の働きなしにいかなる空想も起こり得ないのである。

人間自身の感情や情緒、さらに夢や空想といったものは、このような現実の生きた人間自身の肉体のを通して表現され、そして現れてくるのである。人間には、それ以外の表現の場所というのを持たないのである。

また、それ以前にそれは、このような自分自身の肉体内部の営みの中で生み出され、そしてこれが、自分の感情や情緒といったものを作り出しているのである。


戻る。                     続く。


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