index< 日誌 < ao強制力 < 21-14「空想」


7、衝動。


ふだん見なれている日常の、ありきたりのどうでもよい風景といったものが、ある日突然、何か重大な意味を持って自分に迫ってくる、といったことがこうして理解されてくるのである。たとえば、フラッシュバックなどもそうである。

精神の営みといったものが、自分自身の生き方や感じ方、ものの見かたに変更を迫っていて、それが自分と現実とのかかわり方を変えようとしているのである。または、生き方を変えることなしに生きて行けなくしているのである。

自分にとっての現実の意味といったものが常に変化していて、そうして自分自身の生き方に変化を求めているのである。そして実は、これこそが精神の働きであって、精神が現実をそのようなものとして自分に見せているのである。


戻る。                     履歴へ


index< 日誌 < ao強制力 < 21-14「空想」