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5、発声。


初め、特に何らかの意味を持たなかった、身体内部の反射作用に過ぎなかった、さけび声やうなり声といった発声・発音といったものが、いつの間にかコミュニケーション上の意味を獲得している。

それは、怒ってるとか、喜んでるとか、何かを求めているとか、そうしたことが発声の強さや音の高低長短などによって、うすうす気づいてくるのである。これは、相手も自分も同一の種類の「種」であるところから導きだされてくる、仕方のないことなのである。

それはもともと自分の中にあるものと同じものが、自分の外から入ってきて、そして自分の中からもそれに反応して響き共鳴しているのである。


戻る。                     続く。


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