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5、異なる表現。


しかしこうしたことは、少し考えるとすぐに分かる。「あ」で始まる、明るい・開ける・空く・上がるといったものが、漢字で表記されるから、それぞれが何か別のものの感じられているのである。

また、もともとそういう目的のために漢字でもって表記されているのであるが、これをすべて「ひらがな」もって表記すると、それらすべてが、あかるい・あける・あく・あがる、といった同じ「あ」でもって表現されるのである。

もともと文字としての漢字が入って来る前は、そのような同じ意味で使われていたのである。それ以外の表現の仕方がなかったのである。要は、すべてが同一の「あ」という発声からきているのであって、それを異なる漢字でもって、様々に別の意味を表現したのである。



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