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それらは新たな民族に自己を変えて行くか、あるいは異民族に吸収されるか、あるいはまた、そのどちらでもなく、新たな民族に自己を変革することなく、自己のすべてを尽くして行くのである。そうして民族としては消滅するのである。 自死もしくは仮死、あるいは民族としては眠ったままの状態であり続けるのである。民族にも国民にもなれず、それ以前のところで停滞し続けるのである。 自らというのが踊り出て来る、そうした場面というのを欠いたままの状態なのである。近代以降の思考からすれば、得体の知れない、理解しがたい存在であり続けるのである。 |
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