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それまでの習慣やライフスタイル、そしてシステム、そして何よりもそれ以前に、自分たちの心の拠りどころとしていた信仰や宗教といった、自分たちが「信じるもの」を捨てて、それまでの人間関係に基づくキズナ(絆)と生活様式を捨てて、新たな自分たちというものを形成し始めるのである。 自分というのが、それまでの自分とは異なる、新たな異質な別の自分になり始めたのである。新たなシステム、秩序、そして原理や「信じるもの」の下に、自分たちというのが何か別のものになって行ったのである。 もちろんそれは、まわりから見るとワケがわからず、得体の知れない、何を考えているのかもわからない、ただそうした自分たちの暮らしと信仰を破壊する「よそ者」でしかないのである。 そうである以上、それは許してはならず、制裁を加えて排除しなければならない存在なのである。それは異人なのであって、自分たちとは相(あい)いれない存在なのである。ここには、「よそ者」の居場所はないのである。そしてそれに気づかされるのである。 |
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