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6、衝動。


それは、自分自身の生きた肉体の、生理と神経の作用のリズムであり、パターンなのであって、私たちの身体としての肉体が、数千数万年にも渡って獲得してきた、身体のカタチやそのシステム、そしてその機能や営みのことなのである。そして実は、これこそがまさしく、自分たちの存在のカタチといったものなのである。

だから自分から見ると、ワケもわからず意識もされない未知の、まことに不可解な気配(けはい)や感触、肌触りとして、あるいは正体不明の衝動や空気や雰囲気の、情緒的な、得体の知れない気まぐれや「ためらい」、動揺する胸騒ぎや「思いつき」などとして現れるのである。



戻る。                     続く。


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