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8、素質。


このような傾向、あるいは個人のクセとでも言ったものが、先天的なものであったとしても、あるいは環境の変化がもたらした馴(な)れ、もしくは適応によるものだとしても、そのどちらであったとしても、要するに、そうした何かが自分の中にあったのだ、ということである。

もともとそうした傾向が現れる、元になるものが自分の中にあったのだということである。そしてこれが何かのハズミやキッカケで、表面に現れ出てきているのである。

そうした元になるもの、これが先天的な遺伝によるのであって、そしてまた、これがクセや傾向となって表面に出てきているというのは、後天的な適応によるものなのである



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