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自分が自分に対立している。一つは、自分自身の身体内部から呼び起こされて来る、生理と自律神経の障害として。もう一つは、社会と自分との間の相性の悪さ、違和感、得体の知れない気味の悪さとして。 現実を生きる自分と、自己の内的な同一性との間で争(あらそ)いが起きている。このような人間は、自分を外から見ている。自分を他人のように見ている。しかし、このような人間とはいったい誰なのか? 自分が生きている現実の、自分自身の営みや生活といったものに疑惑を抱(いだ)いている。自分の存在そのものに疑いを抱いている。 |
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