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自分の意識が届かない世界で、日々変わることなくに営まれる肉体の自律的な働きといったものが、そしてそうした、自律神経や不随意筋肉の日々の営みといったものが、自分自身の無意識の感覚のなかで象徴化され、記号化・符号化・サイン化されていって、そしてそれが、このような無意識の印象の世界を作り出しているのである。 そうして、自分でもそれに気づかないまま、それへと誘われ導かれてゆくのである。まるでそれしかないように。そうした方向へと進んで行くのである。まるで与えられたレールの上を、それと気づかないまま歩いて行くように。あるいは、かつてだれかが歩いて行った痕跡の後をたどって行くようにである。 そしてこれが習性であり、クセであり、元から備わっている傾向なのである。そしてまたこれを、自分たちの種の記憶、あるいはタマシイなどと言っているのである。それは、数十数百世代に渡ってくり返されてきた、肉体の生理の記憶であり、そしてまた、「種」としての無意識の反射作用の特質なのである。 |
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