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2、交感する感覚。


それは、数万数億年に渡ってくり返されてきた、生活のパターンであり、アンサンブルであり、移り行く情緒の流れとでもいったものである。神経は、自分自身に対して何かを感じ、そして意識しているのである。神経は神経を意識している。

数万数億年に渡ってくり返されてきた、神経と生理のパターンといったものが、自己を目的化し、自己の生活のスタイルやパターンを作り出し、そしてこれが、くり返し適応され、遺伝して行き、そうして、やがて数百数千世代の後には、自分自身の身体のカタチと、その機能までも変えてゆく。

そしてまた、そうしたことが、自分でも知らず気づかないままで、自分自身の身体のカタチとその機能といったものが、自分を拘束し支配し、強制して行くのである。まるで、そうするしかないように、自分を導きいざない、そして強制しているのである。それ以外の生き方が出来ないように。あらかじめ設定され条件づけているのである。



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