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4、非理性的。


しかしまた、それが、自分でも意識されることのない、得体の知れない、自分自身の肉体の感覚である以上、それは主観的にならざるを得ない。

情緒はある場合には、他人との関係で沸(わ)きあがり感じられてもくるが、――実は、そうでない場合の方が多いのであるが――しかし、それが自分でも何のことなのか、はっきりと理解も意識も出来ない。

なぜ、そう感じられてくるのか、自分でもよく分からないのである。だからまた、理性的でも論理的でもなく、感情的・情緒になるのである。



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